
東北を代表するといってもいいくらいの紅葉をみせてくれる奥入瀬渓流。
年間200万人もの人が訪れる、マイナスイオンがいっぱいの場所なんです。
そんな奥入瀬渓流の紅葉は、渓流の水しぶきの白と苔などの緑も合わさって、絶妙なコントラストを表現します。
紅葉の期間って意外とあっという間に過ぎるもの。
奥入瀬渓流の紅葉を今年こそは!と考えているあなたへ。
子供とじっくり楽しめるよう、見頃やおすすめ散策コース、服装などの情報をまとめてみました!
パパッと読むための目次
奥入瀬渓流紅葉!基本情報
では、基本情報からご紹介していきましょう^^
見ごろ 10月中旬~11月上旬
場所 青森県十和田市奥入瀬渓流
アクセス
車 十和田ICから約1時間30分
電車 八戸駅からバスで約2時間
七戸十和田駅からタクシー・レンタカーで約1時間20分
新青森駅からバスで約1時間30分
奥入瀬渓流 紅葉の見ごろ
奥入瀬渓流の紅葉は10月上旬には色が付き始めます。そして10月中旬頃には上流から本格的に始まり、じょじょに中流、下流へと進んでいきます。
下流では11月上旬まで見ることはできますが、雪がちらつき始める季節でもあるので、できれば10月中に見に行くことをおすすめします。
黄色、赤、オレンジなどに色づいた葉に渓流の白、そして岩に生える苔の緑と見事な色彩美は感動です。

下流の焼山から上流の子ノ口までは約14km。
紅葉は上流から下流へ向かって進むので、行く時期によってもみられる紅葉は違ってきます。
奥入瀬渓流 紅葉の見どころ5つ

引用元:http://www.eco-oirase.com/ja/walking/img/walking.pdf
奥入瀬渓流は紅葉の時期だけでなく、さまざまな姿を見せる渓流の美しい流れと14の滝を楽しむことができます。
それは四季を通じての景勝地であり、国の特別名勝、天然記念物に指定されているほどのもの!
14個もの滝があり、渓流を平行する国道は瀑布街道と呼ばれています。
紅葉と一緒に見たらより感動が深まる見どころポイント5つをお伝えしますね!
①阿修羅の流れ
こちらは奥入瀬の代名詞といっていいほどもの!
奥入瀬渓流の中で一番流れが急なところ、岩を押し名指さんばかりの激しい流れと水しぶきは「阿修羅」を思わせる圧巻の光景。
②銚子大滝
奥入瀬渓流の本流にかかる唯一の滝。
高さ7m、幅20mという大きな滝でマイナスイオンがたくさん!
子ノ口から約1.6kmとほど近く、日によっては早朝だと朝もや(霧)がかかって、幻想的な風景を見ることもできます。
③姉妹の滝
我が家が3姉妹なので、そういった意味でもおすすめしたい滝ですwww
国道沿いに流れていて、大きな木をはさんで右に姉の滝、左に妹の滝が流れています。

④雲井の滝
雲井の滝は落差が約20mある、奥入瀬渓流を体表する滝のひとつです。
紅葉でカラフルに囲まれた断崖から三段になって流れ落ちるこの滝は、滝つぼがないので直接岩盤に当たって落ち、その水しぶきが雲のようにみえるんです。
そう、そこから「雲井の滝」と呼ばれるようになったんですね~。
冬には氷瀑にもなって、冬でも見ごたえは満点!!
車道からも見ることができるので、ぜひ立ち寄って見ていただきたい滝の1つです。
⑤獅子岩
これは子ノ口方向から見ると獅子に見える、という岩。
こういうのは子供は大好きですからね!
黄色や赤の落ち葉が獅子岩に落ちるとよりたてがみのように見えますが・・・
さるに似ているとか、いろんな意見があるようです(;^_^A

おすすめ散策3コース

基本のき!
でもあるんですが、奥入瀬渓流は下流から上流に向かってあるくのが基本のコース。
上流に向かった方が渓流の勢いや水しぶきの激しさを目の当たりにできるからなんです。
バス停と距離、見たい場所をよく考えて散策プランをたてたいところ。
子供と行くならここ!という距離別でおすすめコースをご紹介しますね!
①石ヶ戸から子ノ口の約9km(2時間半)
スタートとなる石ヶ戸にはトイレや売店もあり、スタートするにはもってこい!の場所。
子供(年齢にもよりますが)の歩くスピードに合わせると3~4時間はかかるとみてもいいかもしれません。
途中にはトイレやバス停もあるので、子供の様子を見ながら進み方を考えることもできます。
②石ヶ戸から雲井の滝の約2.6km(約1時間)
中流から上流に向かってのコース。
もっとも流れの速い阿修羅の流れや雲井の滝など見どころ満載!
子供にも挑戦しやすい距離かと思います。
③雲井の流れから銚子大滝の約2.6km(約50分)
銚子の大滝と一目四滝など全部で9つの滝が見れます。
滝を中心に見よう!というのであれば、このコースでも十分!

大人だけだったら・・・早く子供たちも大きくなったら、焼山から子ノ口までの約14kmを歩いてみたいものですね。
こんな光景、が広がっているのかと思うとますます行きたくなりますね!
奥入瀬渓流を散策する 服装や持ち物
服装
10月とはいえ、11月上旬には雪が散らつくことがあるくらいの気候。
真夏でも渓流の水しぶきなんかも飛んでくるので涼しいんですよ。
ですので紅葉シーズンは長袖、長ズボンは必須。
少し厚手でもいいくらいです。
整備された遊歩道ではありますが、場所によっては木の根が張り出していたり、ぬかるんでいたり、落ち葉もあってかなり滑りやすくなっている場所もあります。
できるだけ大人も子供も履きなれた靴やスニーカーがおすすめです。
持ち物
子供と行くとなると持ち物って悩みますよね。
意外と歩く距離もあるし・・・。
ということで、持ち物まとめてみました!
- 飲み物
- お菓子
- ティッシュ
- ハンカチ
- 小さいタオル
- 軽食
- 小さな図鑑
おすすめのコースとして挙げた石ヶ戸から子ノ口までも約9kmもあります。
渓流や紅葉を見ながら行くとあっという間ではありますが、子供にとってはかなりのコース。夏なら川遊びしながら、というのも可能ですが、いやいやいや寒いですから!
そして石ヶ戸から十和田湖までの間は自動販売機も売店もありません。
ですので、飲み物やお菓子、なんならお弁当も持って行ってもいいかもしれませんね。
また、「疲れたー」「歩きたくない~」なんて言葉が少しでも減るように、ポケットサイズの図鑑を持って行くのもおすすめ!
「これなんの葉っぱだろうね~」とか「この虫なんだ?」とか調べながら行くのは子供は大好きですからね。時間はかかりますが、大人はゆっくり紅葉を楽しみつつ、子供は図鑑で知識を深める。
ぜひ試してみてください♪
↑ブラタモリとかは大人が楽しめちゃうこと間違いなしです^^

なので帽子は必須ではありませんが、あってもいいかもしれませんね。
特別名勝、天然記念物、十和田八幡平国立公園に指定されている場所なので、虫1匹、葉っぱ一枚持ち帰ることも許されません。
その場で思う存分、楽しんで心に焼き付けて帰りましょう~
奥入瀬渓流 紅葉シーズンのアクセス
住所 青森県十和田市奥入瀬渓流
車の場合
東北自動車十和田ICから国道103号を奥入瀬方面へ・・・約1時間30分
電車・バスの場合
八戸駅からJRバスおいらせ号乗車、焼山・十和田湖温泉郷下車・・・約2時間
七戸十和田駅からタクシー・レンタカー・・・約1時間20分
新青森駅からJRバスみずうみ号乗車、十和田温泉郷入口下車・・・約1時間30分
交通規制・駐車場
焼山~十和田湖(子ノ口)通行禁止!
紅葉シーズン(週末の土日)には国道103号は完全な交通規制がかかります。
そのため、駐車場として使えるのは
- 休屋(660台)
- 焼山(250台)
の2か所のみになります。
焼山駐車場は無料ですが、休屋駐車場は交通規制機関は有料になりますのでご注意を!
平日なら上の2つの他、石ケ戸、銚子大滝の駐車場を利用することができます。
どこの駐車場も無料です。

残念なことに、路上駐車をするマナーの悪い人も多いので交通渋滞はひどいです。
できるだけ公共交通機関を利用した方がいいですね。
奥入瀬エコツーリズム
奥入瀬渓流の自然環境保全を目的に官民一体となって始まったこの活動。
マイカーやバイクに対し通行規制をかけることもあり、シャトルバスが20分間隔で出るようになっています。
シャトルバス
シャトルバス 8:00~15:00 20分間隔で運行
1日フリーパス 大人800円(小学生以下無料)
バス停は全部で9個。
うまくシャトルバスを使って紅葉を楽しみたいですね!
レンタサイクル
楽チャリというのがあります!
普通の自転車と電動自転車が選べるようになっているので、こういうのもうまく活用して楽しむのもあり!
JRバス子ノ口(子ノ口バス停すぐ近く)、石ヶ戸休憩所、奥入瀬渓流館で借りられます。

さいごに
紅葉だけでなく、渓流と一緒に楽しむことができるのもここ奥入瀬渓流の魅力。紅葉を見ながらハイキング感覚でまる1日楽しめるコースになっています。
シャトルバスを使うのもいつもと違う感覚になるので、子供もかなり楽しめるのではないでしょうか。
ぜひ、マイナスイオンを存分に浴びながら奥入瀬渓流で素敵な紅葉を満喫してみてくださいね^^