
毎年、節分には各地で豆まきイベントが開催されて話題になりますね!
世界遺産・春日大社では「節分万燈籠(せつぶんまんとうろう)」が行われます。万燈籠とは、神様に浄化を献じてさまざまな願い事を祈願する行事のこと。3000基もの燈籠に灯が灯る様子はとっても神秘的!!
そこで、「鬼は外」「福は内」と豆まきをする身近な節分とは違う、しっとりとした幻想的な雰囲気の春日大社節分万燈籠2018!の日程や見どころ、混雑状況などの情報を交えてご紹介します!
パパッと読むための目次
春日大社節分万燈籠2018!基本情報
では、基本情報からご紹介します。
時間 17時半ごろ 舞楽奉納
18時ごろ 全燈籠に灯がともる
20時ごろ 閉門予定
住所 〒630-8212 奈良県奈良市春日野町160
アクセス
<電車>
JR大和路線・近鉄奈良線「奈良駅」下車
奈良交通バス(春日大社本殿行)「春日大社本殿」下車すぐ
奈良交通バス(市内循環外回り)「春日大社表参道」下車 徒歩約10分
近鉄奈良線「奈良駅」からは、徒歩で約25分
<車>
名神高速道「京都南IC」から京奈和自動車道経由約60分
京奈和自動車道「木津IC」から南へ約7km
第2阪奈有料道路「宝来IC」から東へ約8km
西名阪自動車道「天理IC」からR169経由北へ約10km
<駐車場> 100台分 (乗用車1000円)
問合わせ先 TEL:03-3386-1355
ホームページhttp://www.kasugataisha.or.jp/
春日大社 節分万燈籠の見どころ
過去の節分万燈籠の様子からご覧いただきますね。
節分万燈籠をひと目見ようとたくさんの参拝者が訪れています。参道にはずらりと並んだ燈籠の数がすごいですね!!
動画の20秒辺りでは画面左側に長蛇の列がみられます。これは、当日に献灯する参拝者の列。どなたでも、奉納3,000円で燈籠に灯を灯すことができます。
本殿の回廊にたくさんの釣燈籠に灯がと灯されてとても美しいですね。50秒頃に映るお子さんの目にはどんな風に映ったんでしょう。
多数の燈籠の灯に囲まれて、心が落ち着く、そんな節分もいいですね。平安時代からある燈籠に灯がともされる、とても貴重なイベントです。
春日大社の燈籠
春日大社の燈籠の数はなんと日本一多いんです!!では、春日大社の燈籠の特徴などをご紹介していきましょう!
参道から本社まで合計約3000基もの燈籠が並んでいる
春日大社さんの節分万燈籠もございます。2月3日は奈良公園へお越しください。 pic.twitter.com/8Nf5EmCXLG
— 観光人力車やまと屋奈良 (@yamatoyanara) 2017年2月3日
石燈籠が約2000基、釣燈籠が約1000基もあり、これらは平安時代末期から今日までその時代の人々が願いを込めて寄進したものなんです。春日大社の釣鐘燈籠は主に身分の高い方から寄進されたのもが多いとされています。
歴史を感じさせる燈籠を多く見つけられる
今日は春日大社へ。特別ご朱印いただいた!灯篭からのぞく鹿さん、皆カメラ向けてたから狙ってる?(笑)よくみると何頭か同じことしてた。。 pic.twitter.com/97gzJF22WJ
— reikxt (@reikxt) 2017年11月19日
苔が生えていたり、彫られた文字が薄くなっている燈籠も多く見受けられます。
鹿を型どった燈籠
春日大社 節分万燈籠 pic.twitter.com/PVIovyq2KI
— 東雲 (@a_baraya) 2017年2月3日
春日大社の燈籠には鹿の模様が彫られているものが多く、「雌雄の鹿」、鹿の上に紅葉、燈籠の基壇に男鹿と女鹿がうずくまっている「寝鹿型燈籠」などがあります。
どんな燈籠があるのか観察しながら参道を歩いてみてはいかがでしょうか?
燈籠探しで、長者に!?
鹿の独り言
春日大社にたくさんある石燈籠。
その中でもさやのところに「春日大明神」って書かれてる燈籠を三基見つけたらラッキーなことがあるっていう噂だしか~!! pic.twitter.com/E4jTlPIwfS— yuki (@kucinyuki) 2016年12月5日
燈籠の竿の部分にはほとんど“春日社”と刻まれています。
しかし!2000基のうち1基だけ“春日大明神”と刻まれた燈籠があり、それをひと晩で3基見つけると長者になれるという言い伝えがあるそうですよ!!

これだけ魅力的な節分万燈籠。かなりの混み具合が予想されますよね。続いて気になる混雑状況をご紹介します!
春日大社 節分万燈籠の混雑状況は?
燈籠の数が日本一なだけあって、かなり賑わう春日大社の節分万燈籠。しかも、年に2回(節分と、夏の中元8月14、15日)のみなので、ここぞとばかり、たくさんの方が訪れます。
しかし、意外と流れはあるので、ゆっくり撮影を・・・とはいきませんが、流れに乗ってじっくり見て回ることはできます。
寒いせいか、夏に比べ混雑は少ないと感じる方も多いのが節分万燈籠。
節分のときこそおすすめです!!
夜の暗闇に浮き上がる幻想的な雰囲気も素敵ですが、あえて明るい時間の様子を見に行ってみるのもいいかもしれません。
春日大社ってどんなところ?
春日大社の鹿さん pic.twitter.com/dU40ICVQaS
— せなかげ むつお (@mumbo3330) 2017年11月26日
世界遺産にも認定された春日大社。奈良公園の東に位置する春日大社は、1300年前、平城京を守るために建てられた古社です。
春日大社と言えば“鹿”が有名!
鹿島神宮から武甕槌命(たけみかづちのみこと)が白鹿に乗って来たことから、鹿を神鹿(しんろく)として保護するようになったそうです。だから、現在も多くの鹿が奈良公園周辺に暮らしているんですね。
この奈良公園では鹿に販売されている“鹿せんべい”をあげることができます!
子どもを連れて奈良公園に行った時に、鹿せんべいをあげようとしていると、あっという間に鹿に囲まれて子どもはびっくりして大号泣!!なんて思い出もありますが、とにかくたくさんの鹿が居てとても人慣れしています。

節分万燈籠を楽しむ3つのポイント!
①歩きやすい靴で!
春日大社の本殿は小高い丘の上にあるので、参道はなだらかな上り坂!砂利道なので歩きやすい靴がおすすめです。
②防寒対策を念入りに!
そして忘れてはいけないのがとっても“寒い”時期だということ。1年で一番寒い時期ですので、暖かくしてお出かけ下さい。帽子や手袋、マフラーなんかがあるといいですね。
③20時半、閉門予定
節分万燈籠は20時半までですので、時間に余裕をもって行くことをおすすめします。また、暗くなってからのイベントですので、子供連れで行く方は、お子さんとはぐれないように注意が必要です。
春日大社にきたら要チェック!
春日大社ならではのおみくじやお守り
春日大社のおみくじがとってもかわいいって有名なの、ご存知ですか?!
おすすめは「鹿みくじ」!
奈良の春日大社のおみくじもかわいいよ。昔からある木彫りの鹿みくじもいいし、新しい白鹿みくじはちょうかわいい(画像は拾い物) pic.twitter.com/2xHJfZVAiW
— ぽんたす㊗️B-T30th㊗️ (@AdSchaft) 2017年11月4日
この「鹿みくじ」は、小さな一刀彫の鹿が口におみくじをくわえていてとってもかわいいんです。子供が喜ぶこと間違いなし!!
そして、春日大社ならではのお守りが「白鹿守」。
お守りコレクション(*^^*)奈良・春日大社の白鹿守。鹿可愛い!(*^▽^*) pic.twitter.com/yGDyiak8Ye
— 桂 (@777katsura777) 2015年12月16日
このお守りは幸運をもたらすお守りです。神様のお使いである白い鹿が描かれています。
「鹿みくじ」や「白鹿守」、春日大社 万燈籠のお土産にいいかもしれませんね!
ほっと一息「春日荷茶屋」
春日大社の『春日荷茶屋』にて、万葉粥のセットを昼食に。月替わりのお粥のお味はきのこ。丁寧に作られた上品な味わいのお粥で、お漬物や小皿の料理もどれもが大変美味しゅうございました。 #グルログ pic.twitter.com/Gs2LbTD7b1
— tatumi (@tatumi140) 2017年11月19日
冷えた体を芯から温めるには参道の途中に建つ「春日荷茶屋(かすがにないぢゃや)」で休憩するのがおすすめ。
名物は、『万葉集』に出てくる四季折々の万葉植物を、月替わりに取り入れた万葉粥。
1月は七草、3月は菜の花、5月はよもぎ、11月はきのこなど、旬の味覚が楽しめます。2月の万葉粥は節分らしく大豆がトッピングされています。
そのほか、奈良にこだわった商品のお土産もあるので、お買い物も楽しめます。
さいごに
冬の夜にたくさんの灯で灯される朱色の春日大社で、幻想的な節分を過ごせること、間違いなし。
豆まきをして1年の無病息災を願う方が多いと思いますが、3000基もの燈籠に灯がともされる春日大社の「節分万燈籠」で、他とはまた違った節分を過ごしてみるのもいかがでしょうか?