何のジャムを作るのかから始まり、容器を選んだり、消毒したりと、色々手間がかかるジャム作り。ですが、出来上がった時の達成感や、自家製のジャムをパンに塗って食べる楽しさは、味わうと抜けられなくなりますよね。
今回は、その手作りジャムを作った時の瓶への詰め方や、脱気の方法、瓶以外での保存の方法についてお話ししていこうと思います。
脱気の方法
~瓶の詰め方~
まず、ジャムを入れる瓶ですが、買ってきたもしくはお家にあったものを煮沸消毒しましょう。煮沸消毒というのは、ご存知かもしれませんが沸騰したお湯の熱で、瓶を殺菌することを言います。
蓋も外してしっかり洗って煮沸しましょう。パッキンなどがあれば、一つ一つ外してくださいね。
さて、ジャムの詰め方ですが、煮沸をしてからしっかりと乾かした瓶に、煮えて熱々のジャムを入れていきます。瓶いっぱいになるくらいまで入れたら、軽く蓋を閉めます。
ここでがっちり蓋を閉めてしまうと、煮沸する時に蓋が飛ぶ可能性があるので、軽めにしましょう。
また、ジャムの量が少なくても、蓋が飛ぶ原因になりますので、いっぱいいっぱいになるまで詰めましょう。
感覚としては、空気が入らないくらいがベストです。
~脱気の方法~
瓶の蓋を閉めたら、鍋で20分ほど瓶ごと煮沸します。20分後、瓶を取り出したら、すぐに蓋を緩めて圧を逃がしましょう。
この圧を逃がすことを「脱気」と言います。
上手く脱気できると、炭酸飲料の蓋を開けた時のように「シュッ」という音がします(しない場合もありますが、失敗ではありません)。脱気をしたら、冷暗所で保存しましょう。
瓶以外の保存方法
ここまでは、瓶での詰め方をご紹介させていただきましたが、タッパーでもできなくはありません。ただ、プラスチック製のものは、内側に見えない傷があったりして、そこに雑菌が潜んでいるパターンが多いそうです。
こちらも、ガッツリ消毒すれば問題はありません。
また、ジップロックのようなものでもできなくはないようです。このタッパーやジップロックは、ジャムを入れながら煮沸するのとは少々違うようです。こちらは、出来上がったジャムをそのまま入れて、冷やしていく形になります。
また、タッパーよりもジップロックのようなものの方が衛生的には良いようです。
保存期限
ここまでくると、気になるのは保存期限です。できたジャムは、冷凍保存すれば長く保存できるようですが、基本的に開封前は半年、開封後は1カ月以内に食べきるのがベストなようです。砂糖の量によって変わるようですが、早く食べきるに越したことはなさそうですね。
ジャムはカビが来やすい食材でもありますので、開封後はササっと食べてしまいましょう^^
小さい子供がいる場合注意したいこと
最後に、小さいお子さんがいらっしゃる場合、お子さんが寝ている間か、近くにいない間に作るようにしましょう。大丈夫かとは思いますが、万が一、蓋が飛んだり、容器が割れたりしたときに大やけどを負う可能性がありますので、注意してくださいね。
まとめ
いかがでしたか?
文字にしてみたら簡単そうですが、この瓶詰め作業は常に高温のものを扱うので、やけどに注意する必要があります。タオルでも大丈夫かもしれませんが、軍手はあった方がいいかもしれませんね。
また、瓶以外の保存方法もご紹介させていただきましたが、長期保存をしたい方は、瓶の準備をしておきましょう。作った時に瓶がなかった!そんな時は一時的にタッパーに保存しておいて、改めて買ってきた瓶に保存するのもありなようなので、試してみてください。こちらのパターンで瓶詰めする際にも、煮沸消毒や脱気は必要なので、そこだけ注意してくださいね。
コメントを残す