
梅雨の時期ともなると、そんな苦痛に悩まされていませんか?
雨が降ると外遊びはできないし、家の中ではエネルギーを発散しきれない子供だけでなく、家が散らかり気味になることにストレスがたまりますよね。
でも、見方を変えれば雨の日も素敵なことがたくさんあります!
ちょっと濡れてしまうかもしれないけれど、帰ってきた後に入る温かいお風呂の準備をして、

と思えるような絵本を紹介します。雨の日をママも楽しめると子供はさらに楽しめる日になるはず!
絵本が雨ならではのどんなことがテーマになっているか分かりやすいように、
- 雨
- 傘や長靴
- 雨ならではの発見
- 雨ならではの音
などについて、★で評価してみました。ぜひ、参考にしていただけたら嬉しいです!
パパッと読むための目次
雨の日が楽しくなる絵本5選
①みずたまり
出版社 フレーベル館
雨 ★★
傘・長靴 ★
発見 ★★★★★
音 ★★
雨が降ったらできるもの、それは水たまり!子供たちは、水たまりにバシャバシャ入るのが大好きですよね。
でも、ちょっと待って。水たまりの静かな水面には、たくさんの素敵なものが見えるんです。
この絵本では、ふくちゃんと水たまりが何が見えたか毎日会話をしています。こんな素敵なもの、あんなかわいらしいものが見えたと話してくれる水たまり。
でも、大人なら分かりますが、水たまりは少しずつ小さくなり…、とうとうふくちゃんと水たまりがさようならをする時がきてしまいました。
少し寂しい最後ですが、また雨が降らないかな?と雨を待ちたくなるような絵本です。
②ぽっつん ととと は あめの おと
作 戸田和代
絵 おかだちあき
出版社 PHP研究所
雨 ★★★★
傘・長靴 ★★★
発見 ★★
音 ★★★★
雨が続いてしまうと、この絵本のあーちゃんのように子供たちは退屈で機嫌も悪くなってしまいますよね。
そんなあーちゃんを、かえる君が家に招待してくれました。あーちゃんが喜んで出かけようとすると、あーちゃんの飼い猫ミーミや、おもちゃ箱から飛び出したぬいぐるみやトラックまでついて行きます。
みんなそれぞれの長靴を履いて、それぞれの傘をさして出発!
ぽっつん とととは あめの おと♪と歌いながら、森の中のかえる君の家へ向かいます。かえる君のお母さんが作ってくれたおいしいお菓子を食べながら、ぽっつん ととと♪と歌ったり踊ったりと、みんなでとても素敵なパーディーをしていましたが、晴れ間が出てきて…。雨の間だけ元気なかえる君たちと、お別れです。
ちょっとさみしいけれど…、今度雨が降ったらみなさんも ぼっつん ととと♪と口にしてみてください。かえる君に会えるかもしれませんよ。
③ポロポロのすてきなかさ
出版社 ポプラ社
雨 ★★★★
傘・長靴 ★★★★★
発見 ★★
音 ★★★
毎日雨ばかりでつまらなくなってしまったサナちゃんは、公園に出かけてみました。そこで出会ったのは、ポロポロという不思議でかわいらしい丸っこい子。
ポロポロの傘の船でお散歩に出発!途中で友達もたくさん乗せてあげました。
ポロポロがいると不思議。みんなが傘を広げると、それが合わさって一つの大きな傘になり…、それが雨風を防げるようにテントのように広がったのです。
テントの中の一角は明るくて、ポロポロそっくりの子供たちが明るい音楽を演奏したり舞台でダンスをしていたり。サナちゃんたちも雨音のようにポンポンと弾む舞台で踊ります。
いつの間にか晴れ間を感じたら…、ポロポロはもういませんでしたが、ポロポロそっくりの物が落ちていました。
ポロポロのおかげで雨でも楽しかったし、ポロポロのおかげで晴れてきましたよ。
④たいふうのひ
作・絵 武田美穂
出版社 講談社
雨 ★★★★★
傘・長靴 ★
発見 ★★
音 ★★★★★
たくさん雨を降らせる台風。この絵本は、そんな台風が近づいて、過ぎ去るまでを描いた絵本です。
台風がよく通る地域では、台風に備えて対策もします。そんな一面も垣間見れます。
絵のタッチがとても力強くて迫力があり、天気予報で台風が直撃している場所の中継などで見る風景が、絵本からもしっかりと感じられます。大雨だけでなく、音・風の激しさ、いつもとは違う荒れ狂ったような見える景色に、台風が過ぎ去った後の静寂。普通とは違う雨もあるんだと子供たちにも教えられるのではないでしょうか。
なかなか体験できない台風をの激しさを、しっかりと感じることのできる1冊です。
⑤あめのひのくまちゃん
出版社 ありす館
雨 ★★★★
傘・長靴 ★★★
発見 ★★★★★
音 ★★
雨はちょっと外に出ただけでも足元が濡れてしまうし、洗濯物は乾かないので、大人にとっては嫌なものですね。子供たちも外で遊べないので嫌なはず?
でも、この絵本のくまちゃんは雨ならではの素敵なことをたくさん発見しています。雨のしずくってキレイなんです。水たまりに輪っかがいくつも浮かんで数えるのが楽しいんです。
でも、輪っかはすぐに消えちゃうから数えるのも難しいんだけど。雨の日は、いつもと違うにおいがするんですって。もしかしたら子供の頃は感じていたことかもしれない雨の日ならではの現象。それをとても楽しんでいるくまちゃんを見ていると、雨もうっとおしいだけじゃないなと思えます。
さいごに

絵本から、雨ならではの素敵な景色をたくさん気付かされます。大人になるとなかなか雨は好きになれないかもしれませんが、気に入った長靴などを買ってみてはいかがでしょうか?
そういえば、子供も長靴って好きな子が多いですよね?
我が子は3人とも、晴れているのによく保育園に長くつで登園したものです。たいてい、1~2歳児クラスの下駄箱は、長くつが必ず1足はあるという・・・(笑)
ぜひ、お子さんと長靴を履いて、傘をさして、家の前で道路に雨粒が跳ねるのを観察するだけでも、何か発見があるのではないでしょうか。