
梅雨の季節になると、そんな何気ない会話で季節を感じる今日この頃。
子どもの頃、通学路の途中で雨にうたれ咲いているあじさいの記憶、どこかしら頭の片隅にでもありませんか?
梅雨の時期には、お天気が悪くて気分が落ち込んでも、あじさいに励まされていたような思い出がよみがえります。
毎年必ず咲いてくれる、そして普段から慣れ親しんでいるあじさいの名所が、ここ、鎌倉にはたくさんあることとして有名ですね。
あじさいの三大名所の中のひとつで「新あじさい寺」と呼ばれている「長谷寺」は、奈良時代より四季折々のお花が咲き誇る「花寺」ともいわれています。境内は回遊式庭園の造りで、この時期には活き活きとしたあじさいと一緒に竹林やその他の花々も鑑賞できます。
そんな長谷寺のあじさいは5月下旬からが咲き始めます。品種によって咲くタイミングがあり一番の見ごろは6月中旬くらい。そして梅雨の時期が終わるころまで十分楽しむことができるんです。
そして、一番の見所は「観音山あじさい路」。
境内の斜面にびっしりと咲いているあじさいを見るための階段散策路です。頑張って高台までたどり着くとあじさい楽園の向こう側に由比ヶ浜と逗子の海を望めます。
そんな「長谷寺のあじさい」の魅力を動画や画像とともに、見ごろや開花状況、できるなら避けたい混雑!そして混雑回避情報などご紹介します。
ぜひ、参考にしてお子さんと楽しい時間を過ごすヒントにしてもらえると嬉しいです!
「長谷寺のあじさい」2018!基本情報
まずは基本情報からご紹介しましょう!
時間 8:00~17:00
会場 長谷寺
住所 神奈川県鎌倉市長谷 3-11-2
アクセス
【電車】
- JR 横須賀線「鎌倉駅」下車 バス乗換「長谷観音」下車 徒歩5分
- JR 横須賀線「鎌倉駅」下車 江ノ電乗換「長谷駅」下車 徒歩5分
- 小田急線 「藤沢駅」下車 江ノ電乗換「長谷駅」より徒歩5分
【車】横浜横須賀道 朝比奈I.C
駐車場 長谷寺の有料駐車場あり 30台収容 30分300円
料金・拝観料 大人300円 小学生以下100円
人出数 観音山あじさい路では整理券が配れるなどして、かなり混雑します
問い合わせ 長谷寺TEL0467-22-6300
つぎに「長谷寺のあじさい」の見頃や開花状況などを紹介していきます!
長谷寺のあじさいの見ごろ・開花状況は?
長谷寺の紫陽花は5月下旬からが咲き始めます。品種によって咲くタイミングがあり、一番の見ごろは6月中旬くらいになります。
そして梅雨の時期が終わるころまで開花はみられます。
咲き始め・・・5月下旬
一番の見ごろ・・・6月中旬
花の終わり・・。梅雨の終わるころ
数えきれないほどの品種が見れる!
長谷寺のあじさいは品種がたくさん。他の名所とはここがまず違います。
なんと40種類以上、約2,500本。
ヤマアジサイ、ガクアジサイ、ブルースカイ、ヒメアジサイ、ウスアジサイ、クロヒメ、西洋アジサイ、アナベル、クロジク、ベニガク、ウズアジサイなど
色はホワイト、ブルー、ピンク、パープルなど。花の形や大きさも様々です。
長谷寺の名称からきている品種もあります。
「長谷四片」「長谷の潮騒」「長谷の祈り」というなんともステキな名前。
◆「長谷四片」
新種アジサイ『長谷四片(よひら)』 pic.twitter.com/QE5LRopqIy
— ななろん (@nanadragons) 2016年6月8日
◆「長谷の潮騒」
長谷の潮騒の鮮やかな水色綺麗だったなあ。満開になったところを観てみたい。 pic.twitter.com/WtMhYDYHFO
— ゆうづく (@yuuduku_8509) 2017年6月24日
◆「長谷の祈り」
長谷寺と明月院に紫陽花を見に行ってきました。一人で(^^)長谷の祈りという新種の紫陽花がとても美しい色合いで気に入りました〜 pic.twitter.com/rUeTVxyrCb
— Marble sky (@Marblesky01) 2014年6月25日
長谷寺が名前をつけた「鎌倉」というブルーの大きい花の品種も見ることが出来るんですよ~!
「長谷寺のあじさい」の見どころ
動画による見どころ
長谷寺のあじさい、どのような様子で咲いているのでしょうか。
動画の冒頭から見てわかるように目の前に広がる池には菖蒲の花も見頃を迎えています。
順に映るあじさい、いろいろな色、形の種類があって、常に楽しませてくれます。
1分55秒からはいよいよあじさい路。
境内の急斜面、しかも広範囲にひろがるあじさいは圧巻ですね。
このときは平日、そして少し早咲きの時に行ったのかもしれません。そこまでの混雑もなく、可憐に咲く色とりどりの紫陽花がとてもきれいですよね。
特に雨が降っているとき、もしくは雨上がりはみずみずしく、また太陽があたれば輝くあじさいが見れます。

4分17秒では紫陽花でいっぱいだった視界が、突然由比ガ浜と逗子の海岸が広がります。
この差も何とも言えない、開放感というか・・・気持ちがいいです!
4分27秒からはまた表情の違った急斜面からの紫陽花をみることができます。
竹林の間に見えるあじさいなどもあり、あじさいが「光」で竹が「影」の絵になるコントラストがまた素敵ですね。
◆ぜひ行ってほしい「観音山あじさい路」
長谷寺の経蔵裏からのぼる、スロープつき階段の眺望散策路です。動画の1分55秒からもみれますが、あじさいは品種によってお花の形や色のバリエーションがいっぱいですね。
初めて見る花の形もあるかもしれません。子供といろいろな形や色を探しながら散策するのも楽しいですよ。
高台になるにつれ眼下の斜面に広がるあじさいは圧巻。階段は急なので少々ハードですが頑張ればさらにご褒美が。
美しい鎌倉の海、由比ヶ浜と逗子の景色をみることができます。そうなると気分はさらに爽快です。
混雑することが多く整理券にて入場制限がかかります。
せっかく行ったのに1時間待ち、というのはよくあること(長くて2時間待ちなんてことも!)。混雑回避については後程ご紹介しますので、そちらで詳しく見ていきましょう。
急斜面ですし、たくさんの方と狭い小道ですれ違うことになります。足元はスニーカーなどの歩きやすく、安全なスタイルでお出かけくださいね。
合わせてみたい見どころ
◆お地蔵さんや仏像の手元
ところどころに立っているお地蔵さんや仏像の手元にはあじさいが。
お地蔵さん自身、優しいお顔をしているので、こちらまで癒されますね。
◆花菖蒲やイワタバコも見頃
動画の冒頭のシーンでもあったように、長谷寺では同じタイミングで花ショウブやイワタバコも見ごろを迎えます。
◆お寺のカレーも名物
休憩やお食事の出来る飲食店は現代風の建物です。
「海光庵」
肉、魚の入っていないお寺のカレーが有名です。
鎌倉、長谷観音の海光庵でお寺のカレーを(^^)/精進カレー美味かったー(^ω^) pic.twitter.com/TKNUXBeYyb
— 八丁堀の旦那 (@Yoshiaki_Ueda) 2017年9月9日
◆ちょっと人気にぴったり「てらやカフェ」
こだわりのコーヒーやソフトクリームでひと休み。
隣接「てらやショップ」ではお土産など探してみましょう。
◆ちょっと一息「大吉だんご」
子供に全部食べられちゃいそうな予感www
大吉団子うまっ! (@ 鎌倉 長谷寺) http://t.co/aIBgirYrf8 pic.twitter.com/vAN2VgJTAy
— まちゃる@【激求】4/17八王子2枚 (@macharu0120) 2015年3月30日
では、気になる混雑状況をご紹介します。できる限り回避できるポイントも挙げてみましたので、ぜひ参考にしえちただけたらと思います。
気になる混雑状況。混雑回避できる?
混雑状況です。
一番の混雑はやはり6月中旬から下旬にかけて。
さてピークのシーズンはどれくらい混雑するのかというと
・「あじさい路」の入場規制で整理券が配布されます。待ち時間は通常で約1時間。週末になると2時間待ち。
・帰宅時間の江ノ電の混雑。乗れないこともある。鎌倉駅まで徒歩になることも。
・飲食店の混雑。北鎌倉駅、鎌倉駅、長谷駅周辺は特に混みあいます。
・駐車場は常に満車
国内外問わず人気の長谷寺のあじさい、平日はもちろん、週末にはかなり混雑するので覚悟しましょう。
それでも出来るだけ避ける方法があります。
・6月中旬よりも前に行く→花菖蒲は見ごろです。
・公共交通機関を利用
・あえて雨天日に出かける
梅雨時期ですし足元も斜面や滑りやすいなどあるので、小さい子供さんとご一緒ならなおさら混雑しないほうがよいですね。
休憩も大切なので、お昼も11時くらいにはとれるよう、スケジュールを立てておくのがおススメです。
時間があったら「観音ミュージアム」へ!
あじさいの時期には「あじさい特集展示」が開催中の「観音ミュージアム」
公式HP: http://www.kannon-museum.jp/
営業時間 9:00~16:00
入館料 大人300円 小学生以下150円
「観音菩薩の教え」に関することの博物館ですが、お土産がスタイリッシュで驚きます。
某有名セレクトショップとのコラボTや、プロカメラマン撮影の画像を使ったポストカードなどオシャレな人にはたまらないコレクションです。
観音ミュージアムに売ってたこのTシャツ、かなり惹かれたしなによりユナイテッドアローズってところがヤバい pic.twitter.com/MSKnX3gy79
— へろポン (@dj_heropon) 2016年3月25日
さいごに

「長谷寺のあじさい」いかがでしょうか。
長谷寺のあじさいは、早咲きから遅咲きまで多品種ですので比較的長期間のあじさいシーズンが楽しめます。
とても人気で人出も多いので、行ける日程の選択肢が多いのは小さなお子様も一緒だとありがたいですね。
かわいらしいお地蔵さんや様々なお花の形、お子さまの興味深いものが長谷寺には自然のままに存在します。
また頑張って登って見える景観も、きっとすばらしいものとなるでしょう!