
保育園から帰って来るやいなや、4歳の長女が言った言葉。
すでに5歳になっているともだちが続々と自転車に乗れるようになったという話を保育園で聞いてきたみたいなんです。
娘の言葉尻から思うに「私も早くひとりで自転車に乗りたい」ってことなんですよね。
我が家は長女が3歳半くらいのときに自転車を買いました(18インチ)。
補助輪をつけてなら追いつけないくらいのスピードを出してがーがー乗れてたんです。
これなら外してもいけるかも!と思って外したら・・・すぐ倒れちゃって怖がってしまって。
「ママ、絶対手を離しちゃだめだよ!」
と言って私が荷台を支えないと乗れない状態がしばらく続きました。
しばらくは無理だろうなぁ、と諦めかけていたんですが今回の発言でピーン!!
子どものやる気があるうちに!と思い練習してみたらあっという間に乗れました!
そのとき意識した6つのコツについてまとめてみました!
パパッと読むための目次
乗れるようになるための6つのコツ

- からだに合った自転車で
- 自転車のペダル、補助輪をはずして乗る
- ブレーキを使ってみる
- 自転車の荷台は支える程度
- ペダルをつけて坂道で練習!
- 子どもの気持ちを尊重する
以上の6つが早く確実に自転車に乗るコツです。
では詳しくお伝えしていきますね!
①からだに合った自転車で
まず、これですよね。
「少しでも長く乗れるように少し大きめの自転車買おうかな~」なんて考えて買ってません?
乗れるようになってからなら問題ないと思いますが、これから乗る練習をする子にとって自転車のサイズはかなり重要!
- おしりがしっかりサドルに座れる
- サドルに座った状態で地面に両足がぺったりつく
- 手がハンドルに届く
この3つがポイントになります。
大人だってサドルの高い自転車やハンドルの遠い自転車はすぐ転んでしまいそうで買わないですよね。
子どもも同じなんです。
自転車によってはママちゃりのように背筋がまっすぐ上になるもの、マウンテンバイクのようにやや前傾姿勢になるものと座ってみた感じが違うものもあります。
可能ならハンドルの角度、高さも子どもに合わせてみてください。

②自転車のペダル、補助輪をはずして乗る
ペダルと補助輪をはずして練習することで自転車に乗るためのバランス感覚を覚えさせます。
まずは自転車にまたがって、ハンドルをギュッと握って足で地面をけってこぐイメージで進むこと。
足で蹴って「前に進む」ことを覚えてもらう。
小さい子は言葉で言っても納得するにはまだ、難しいですからとにかく何回もやってからだで覚えてもらうのが一番!!
足で蹴ることを覚えてきたら、目線は前へ!
進む方向に誰かが立って「こっちだよ~」と言うと自然と前を向けますよ。
どんどん前に進めるようになればだんだん楽しくなってくるはずです。
バランスをとれないときって大人でもすっごい不安になりません?
泥の道を歩いたり吊り橋を渡るとき(これはなかなかないかな)とか、つま先だちなんて絶対無理ですよね?
子どもだって一緒!
足がぺったり地面につかないと不安定になって進めないし、どんどん恐怖心ばかり増えて自転車自体乗りたくなくなってしまうかも。

足で十分進めるようになったら、今度は足を自転車のフレームに乗せることをしてみます。
フレームに乗せなくても、足を地面から離して「ぴゅ~」タイヤだけで進めるようになれば、バランス感覚はもうついたと言ってもいいくらいです!!
両足を地面から離して「ぴゅ~」と乗れるようになったらハンドルをきる練習をします。
ハンドルをきるって言うのは曲がる練習のこと。
曲がるのはまっすぐ進むことよりもバランス感覚が必要になるので、前に進むことの応用編のような感じですね。

③ブレーキを使ってみる
初めはどうしても足元に気がいってしまいがちですけど、慣れてきたらブレーキを握ってみることに挑戦です。
自分でブレーキができるようになれば「自分で止まれる」「自分でスピードをゆっくりにできる」ということがわかって自分自身でコントロールすることができるようになります。
自分で止まれるって、子どもにとってはすごい大きなこと。

④自転車の荷台は支える程度
私も小さいとき、父親が荷台を押して練習した記憶があります。
まったくだめっていうわけではないんですけど、子どもは「支えられている」という安心感からなかなか自分で進めなくなってしまうんです。
ちょっと手を添える、程度で十分です。
それ以上に「いーよいーよ!」「うまいうまい!!」と声をかけてあげてください。
⑤ペダルをつけて坂道で練習!
さぁ、いよいよペダル付きです!
これだけでも子どものテンションは上がる一方、本当に自分も乗れるのかな、と不安でテンションが下がることも。
解消するには練習する場所です!
ペダルをつけたときこそほんの少し傾斜があるところで練習してみると自転車は乗りやすくなります!
けっこうペダルを踏むって重くて難しいんですよね。
このペダルを踏む動作って日常ではなかなかないことだから初めての感覚で思うようにできないんです。
前に踏もうと思っても力を入れることが難しくて、後ろへカラカラカラ~と空回りでペダルを踏んでしまうことに。
長女もこの「ペダルを踏む」というのが1番難しかったみたいです。
「できないよぉ~」なんてぐずりも見られたんですど、坂道の傾斜を利用することで勢いがついてするするする~。
坂道の力を借りたとも知らずに「自分でできた!」と喜んだ長女。

ここで踏み込む感覚を体で覚えちゃえばもう完成です!!
⑥子どもの気持ちを尊重する
褒めれば伸びる、じゃないですけど、自転車の練習はこれにつきます。
危なっかしくて思わず手を出したり、「あ~!」と声を出したりしたくなります。
ここでぐっとこらえてください!!
転びそうになったら子ども自身でバランスを取りなおそうとします。
そのときに子どもはからだでその感覚を覚えていくんです。
逆に、気持ちが沈んだ時に「〇〇は上手になってきてるよ!」とできているところからどんどん褒めまくりましょう(^▽^)/
その言葉を自信にして子どもは頑張ってくれます。
親からの言葉ってものすごいエネルギーになりますから。
短時間で乗るコツを覚えるためにもこの声掛けが大事ですので、子どもの様子をみながらぜひ褒めてあげてくださいね!

さいごに
今はペダルなしの自転車(ストライダーとかが有名ですよね)で自転車に乗る前段階を自然に楽しむ人が多くなってますよね。
そうするとやはりバランス感覚を養う力は早いです!
次女はストライダーを1歳半くらいから乗り始めました。
ペダルがないので自分の足で進む力やバランス感覚はなんとなく身についている感じがします。
ハンドルを切るときや止まるときの姿勢はけっこうなもの。
今は補助輪付きの自転車を楽しんでいますが、慣れるまではペダルを前に踏む力がなく、カラカラカラ~と後ろに空回りしてばかりで全く進みませんでした。
まだからだが小さい方なので、18インチの自転車も不安定なんですね。
もう少し大きくなって地面に両足がぴったりつくようになったら、それそこで坂道で挑戦してみたいですね。きっと長女よりも乗るのが早いはず。
とても楽しみです!
子どもの様子をみながら、と言ってもどうしても親の方が一生懸命になりがちな自転車の乗り始め。
親が一歩引いて教えてみるのがポイントかもしれないです。
子どもに無理強いせず、子どものやる気があれば2~3時間で乗れるようになるのでぜひ参考にしてもらえたらと思います!!
ヘルメットの着用忘れずに~