



最近、子供の花粉症も急激に増えているってよく耳にしませんか?
しかも低年齢化していて、早い子では2歳頃には花粉症になるそうです。びっくり仰天!!
でも、2歳なんてまだ言葉もはっきりしてないし、自分の症状を大人に伝えることはまだまだ難しい年齢。
大人と子供の症状は違って、子供の場合、花粉症の鼻水ってねばねばしててどろっとしたものなんです。しかもくしゃみも少ないんですよ。
意外と間違って覚えている子供の花粉症。
子供の正しい花粉症の症状と大人の症状との比較をしてみました!
また症状を悪化させない10個の対策をまとめました!
パパッと読むための目次
大人と子供の違い
子供の場合は鼻水ってさらさらじゃないんですね!
花粉症は親の遺伝が大きく関わっていると言われていて、親が花粉症のおうちはちょっと注意が必要かも。
では、次に表に示した子供の症状を詳しく解説していきますね。
子どもの症状とは?
表で示した通り、大人と子供では症状が違います。子供ならではの特徴を知って、子供が花粉症なのかどうか見極められるようになれたらいいですよね!
目
・充血する
・かゆい
・目やにが出る
・まぶたが腫れる
かゆくてかきすぎて悪化させちゃうことが多いのがつらいところ。子供は正直だからかゆければとことんかきます!あっという間に目も瞼も真っ赤っかに…。
気が付くのは案外早いかもしれませんよ~。

鼻
・鼻がつまることが多い
・くしゃみは少ない
・どろっとした鼻水が出る
・鼻のいじり過ぎで鼻血を出すことがある
子供の鼻穴は小さいので鼻がつまりやすいんです。アレルゲンとなる花粉がつまっている鼻では鼻の粘膜まで到達することができないので、くしゃみにならないんですね。
もはやありがたいのか、ありがたくないのか・・・。
鼻の症状は大人と大きく違うところと言ってもいいかもしれないですね!

咳が出る
鼻がつまっているせいで口呼吸になって、喉が乾燥して咳が出ます。また、鼻水が喉をつたって流れて咳が出ます。
ぼーっとしている
寝ているときも鼻呼吸ではなく口呼吸になって夜寝ているときも十分に寝れていない可能性が!
子供の睡眠不足は集中力の低下が顕著で、日中ぼーっとしたり、授業に集中できなかったりとマイナスになることがたくさん。
小学生くらいにもなると、授業に限らずテストにも成績にも影響が出てくるので早めに気づいて対策してあげたいところですね。
顔をしかめる行動
鼻がむずむずする、目がちかちかする、喉がなんだか変。
こういったことから顔のどこかがぴくぴくしたり、鼻をもぞもぞ動かしたり、口をもごもご動かしたり奇妙な動きをします。
なんだか変な癖だな、と思うことも実は花粉症だった!ってこともあるんですよ~。
症状はわかったけど、何科に受診したらいいのか。子供の場合悩みますよね。こちらの記事をまだの方はどうぞ。
そもそも花粉症とは?

花粉症ってそもそも何か、知ってますか。
一応、復習しておきましょ~う!
花粉症とは花粉によるアレルギー反応によって起こる症状のこと。
鼻水、くしゃみ、鼻づまり、目のかゆみが主な症状。
免疫が低いとかかりやすいと言われていて、アトピー性皮膚炎や気管支喘息があるとよりかかりやすい傾向にあります。
風邪と違って、長期にわたって治療する必要がある、厄介者なんですよ。
自分たちでできる対策

病院に行くのも大切だけど、まずは自分たちで気を付けられることを知っていれば、花粉症を悪化させないですみますよね!
花粉を体の中に入れないですむ対策10個、ぜひ試してみてください。
今すぐできる10個の対策
①花粉が飛ぶ時期は必要時以外の外出は避ける
②晴れた日、風の吹いている日は窓を開けるのを控える
③外出時はつばのついた帽子、メガネ、マスクで鼻と目から花粉の侵入を防ぐ
④表面が毛羽だった洋服は避ける
⑤室内の掃除をこまめにする
⑥外から帰ってきたら玄関で花粉を払い、手洗いうがい、鼻をかむ
⑦空気清浄機を付ける
⑧洗濯ものや布団を外に干すのを控える
⑨遊ぶなら午前中
⑩発酵食品を食べる
正しい対策で花粉を寄せ付けない!!
③で挙げた帽子ですが、つばのついた帽子の方が顔に花粉がかかるリスクが減ってかなりの対策になります。
また、おしゃれメガネのZoffからも子供用の花粉症メガネもでています。ファッション感覚で使ってみたら子供も嫌がらないですみそうです(特におしゃれ女子!)。
④の洋服はフリースなどの毛羽だったもののこと。花粉が付きやすいのでナイロンのものなどがおすすめです。
⑥帰ってきたらシャワーを浴びちゃうくらいの勢いがgood。とにかく、家の中に花粉を持ち込まないのが大事。
⑧洗濯ものや布団、外に干してもいいんですけど、取り込むときは花粉を払ってから取り込んでくださいね。また布団に掃除機をかけて花粉を吸い取るというのも一つの方法です。
⑨家にこもっている方がつらいもの。花粉は午後に飛散していくので、午前中のうちに思いっきり遊ばせましょう!
⑩花粉症対策として乳酸菌が効果を発揮してくれるようです。子どもならヨーグルトなんかでいけそうですよね。
ちなみに子供でも気軽に乳酸菌をとれるタブレットがあります。
ラムネを食べるような感覚なので、水がなくてもおいしく食べられる優れモノ。1日あたり80~100円くらいの計算なので、こういうのを取り入れてみるのもいいかもしれないですね。

その他
その他ではワセリンを鼻の粘膜に塗る、というのがあります。
ワセリンに鼻の粘膜を守ってもらって、花粉が入ってきても身体の中にいれずに済む、という対策なんですね。
赤ちゃんに使ってもいいものなので安心して子どもにも使えます。ただ、ベタベタするので塗るのを嫌がる子が多いです。

親が注意したいこと
子供が小さいと自分がどんなことでつらいのかうまく伝えらえません。子供がおかしな行動をとっていないか、注意してみる必要があります。
「いつもより鼻をいじる回数が多いな」とか「声をかけてもぼーっとしてて答えないときが多いな」とか、何気ない行動でももしかしたら花粉症で悩んでいるサインかもしれないからです。
すでに花粉症なら花粉の飛散状況を早めに把握したり、症状が出る前に受診して薬を飲み始めたりなど、できることはして、子供が過ごしやすい環境を整えてあげたいですね。
まとめ
大人と子供では症状が違うって意外でしたよね。
保育園のママ友でも勘違いしている人が多くて、改めて話して「うそ!?」「初めて知った~」ってなりました。
病院に行って治療することも大事ですけど、自分たちで対策することで花粉症を悪化させないですむことができます。
もし「子供が花粉症かも?」って思ったら、ぜひ試していてくださいね。
子供が花粉症だってわかっているなら症状が出る前に対策してあげた方がいいですし、間に合わなかったら症状が悪化しないように環境を整えてあげるように、親も細心の注意を払って子供を守ってあげたいですね。
おすすめ関連記事
子供の花粉症になった!何科を受診する?どんな治療ができるの??