
はい、その失敗、長女・次女のとき経験してかなり追い詰められたのは私ですΣ(゚∀゚ノ)ノキャー
お給料と違って出産手当金と言われるものは
すぐに振り込まれるものじゃぁ~ないんです!
私が産休に入ってから産休手当金が振り込まれるまでのスケジュールはこんな感じ!
かなり時間差ありません?!
産休って出産手当金を会社から支給されるお祝い金だと勘違いしていたお馬鹿さんもこの私ですが、三女の出産できちんとわかるようになりました。
産休・育休なんてなってみないとよくわからないことって多いと思いません?子供のことですらわからないことが多いのに、その他手続きが多い多い・・・。
しかもわかりづらいうえにいつまでに手続きをすればいいのか、いつ支給されるのか、なぞが多いですよね。
その悩み、ここで解消!今回は
安心して産休・育休に入れるように
産休中にお給料の保障としてもらえる出産手当金の支給申請書の提出時期、期限、振込はいつなのかについて、私の事例をもとに解説します!!
育休手当についてはこちらの記事をどうぞ!⇒育児休業給付金支給日の初回はいつ?私の支給決定通知書で解説します!
パパッと読むための目次
出産手当金とは?
会社の健康保険(協会けんぽや健康保険組合など)に加入していう人で、出産のために会社を休んだ場合、給料の6割程度を保障してくれるもの。
つまりは健康保険から給付されるお金のこと、なんですね~。
基本的には、出産前42日間と出産後56日間、いわゆる産前・産後=産休中のお給料を保障しましょうって制度を言います。
申請の流れ

では詳しく解説していきますね~
申請はいつ?
おすすめは出産してから!
出産手当金は産前、産後の2回に分けて申請することができるんですが、それはかなりの負担!
というか面倒くさい!!
出産手当金支給申請書(以下、申請書)には事業主の証明が毎回必要になるので、2回に分けていたらそれぞれで証明をしてもらう必要があるんです。
なので私の場合ですが、出産して2日後には職場へ出産したことを連絡して手続き内容の確認をし、申請書に記入(医師の証明や期間、出産した日など)して8月16日に職場へ郵送しました。
出産したことを医師や助産師に記載してもらう欄は入院中に忘れずにやっておくことがポイント!
忘れてしまったら再度病院へ記載を依頼しなければならないので気をつけてくださいね!
大きな病院だと1週間くらいかかります。退院後、という場合もあるのでそのときは可能なら郵送で自宅に送ってもらった方がラクです、というかラクでした!

申請先は?
会社によって変わってきます。
全国健康保険協会の支部だったり、職場が代行してくれたり、いろいろ。

申請は誰がする?
申請は原則本人になります。
会社が代行してくれるところもあるので、産休に入る前に確認しておいた方がいいですね。
申請するのを忘れた!
会社が代行してくれればいいですけど、自分でしなくちゃいけない場合、わからなくて申請し忘れたって場合もあります。
アナタハダイジョブデスカ?!
出産手当金には申請期限というものがあります。
申請し忘れた場合、
- 産休開始の翌日から2年以内なら全額請求可能
- 2年経過後は1日経つごとにもらえる日数が毎日1日分ずつ減っていってしまう
2年以内ならまだ全額もらえます!2年経ってたってもらえないよりかはもらえた方が絶対いい!
申請し忘れた人は早めに申請しましょう!
全国健康保険協会
全国健康保険協会の申請書はこちら⇒申請書のPDF
ダウンロードできるって便利ですね。
いつ振り込まれる?
では私の出産手当金を使っていつ振り込まれたのか振り返ってみます!
最初にも載せましたが三女のときはこんな↓スケジュールになっていました。

三女の予定日は7月18日でしたが8日遅れて7月26日に出産。産休は産前6月7日から、出産が予定日より遅れたため産後休業終了は9月20日。しかも決定したのが10月13日。

産休後(私の場合は9月21日以降)にきっと会社(または健康保険協会など)が処理をするので時間がかかるのは想像できますが・・・。
恐ろしくありませんか?!
産休に入ったのが6月で、そのときからほぼ無給なのに振り込まれるのが11月末。
休み始めてから約5カ月間、お給料が全くない状態になるんですよ!
お、遅い!!
出産したの、7月ですけどぉぉぉぉ~?!!

基本、申請後1~2ヶ月に振り込まれます(申請が受理されるのが産後2ヶ月くらいしてからなので産休に入ってから5カ月後くらいになってしまうΣ(゚д゚lll)ガーン)。
保険組合や会社の締め日などによっても変わってくるので、はっきり「いついつになりますよ~」とは言えないんですね~。
育休手当はさらにこの後になるので、出産前にある程度お金を用意しておくことが大切ですね!←手元にあまりお金のないのは我が家だけでは・・・ないですよね、と願いたい(;’∀’)
出産手当金対象者は誰?
でも、そもそも私ってパートだしもらえるの?って不安に思う人もいますよね。どんな人がもらえて、どんな人がもらえないのか条件をまとめてみました。

会社の健康保険に加入している人!
なので正社員ではなくてもパートであったとしても健康保険に加入していればもらうことができます。

残念ながら自営業などで国民健康保険に加入している人はもらえません( ノД`)シクシク…
旦那さんの扶養に入っている人も産休前に退職する人も対象外なんですね~。
また、産前42日以降も会社からお給料を全額もらっている場合はもらえないんです。
この全額っていうのがポイント。
全額ではなく、一部っていう場合には、もしかしたら少しなら出産手当金をもらえる可能性あるかも。
ではでは、例を挙げて詳しく解説していきますね!
もらえる・もらえない例
◆給付金全額受け取れる例
産前42日休んで出産、産後56日休んだ。会社からのお給料の受取なし!
⇒100%もらえる
◆給付金が減る例
産前10日休んだ。その前の32日間分のお給料はしっかり払ってもらった。
⇒出産手当金-報酬(お給料)=もらえる金額
◆給付金が増えるかも?!例
産前休暇に有給を使った場合、出産手当金よりもらえる金額が多くなることもあります。
⇒有給>標準報酬月額の場合
産後は法律上、体をやすめなければならない期間=働いてはだめな期間となっているので有給が使えるのは産前だけ!
ただし、有給をもらえるかどうかは会社との相談になるかと思うので絶対ではないのであしからず・・・。

◆全く、または全額はもらえない例
産前・産後規定の日数は休んだけれど、お給料は全額支給された
または
産前出産ぎりぎりまで働いてお給料をもらった、産休前に退職した
⇒100%もらえない
あくまでも出産前後の所得保障の意味合いをもっているんですね~
◆予定日より出産が遅くなった例
産前42日+遅れた日数と産後56日
⇒遅れた日数も標準報酬月額の出産手当金が発生するのでトータルして増える
◆予定日より出産が早まった例
「予定日から数えて産前42日前」から出産した日までの日数と産後56日
⇒産前が42日より少なくなるので、産前として休んだ日数+産後56日になる
帝王切開の人も増えているので、出産が予定日より1~2週間早くなる人も多くなっています。なので、出産日からさかのぼって42日とするところも増えてきたようです。

ではでは、この出産手当金の計算ってどうやるんでしょう?実際に私の事例を使ってみてみましょう!
出産手当金の計算方法
出産手当金=標準報酬月額÷30日×2/3-その期間会社から受け取ったお給料
になります。
でもこの標準報酬月額ってそもそもなんぞや?ですよね??
詳しく見てみましょう~
標準報酬月額って何??
標準報酬月額というのは支給開始日の以前12カ月間の各標準報酬月額を平均した額のこと。
(健康保険料からもおおよその金額は出せます。)
詳しくは会社の庶務課や人事課などに問い合わせてみると答えてくれますよ~。
平均月給からの計算なので、賞与は残念ながら含まれません。

おてんばママの場合
標準報酬月額は185,000円(だいたいこれくらいのはず)。30日で割ると日額は6,167円(1円未満は四捨五入)。
6,167円×2/3=4111.33・・・円
ここも1円未満は四捨五入なので1日あたり4,111円もらえることになります。
産前42日+産後56日=98日で予定日ぴったりに産まれた場合は
4,111円×98日=402,878円!
産前・産後で休んでいてもこのくらいの額が支給されるのはかなり嬉しいですよね!!
1ヶ月あたりにすると13万円ですが、0円か13万円かって言ったら13万円もらえた方が絶対いい!!
もし、お給料を少しでももらっていたらここらか引かれることになります。
健康保険料や厚生年金は産休・育休中は払わなくていいし、雇用保険料や所得税はは給料が発生しない限り払わなくていいので助かりますね!
さいごに

出産手当金はあくまでも「お給料の保障」ということがわかりましたが、支給されるのが産休に入ってからこんなに経ってから、というのには驚きですよね。
お金の準備も変わってくるし、事前に知っていれば私のように日々金欠でアタフタせずにすみます!www
申請方法もけっこうややこしいので、この記事を見て少しでも参考になった!って思ってくれる人がいたらいいな。
挨拶とともにちょっとしたお菓子を添えると、それだけでも復帰後の印象はかなり変わるもの。ぜひ参考にしてもらえると嬉しいです。
~追記~
出産手当金をもらっても健康保険料があがることはないのでご心配なく!
そして、会社から支払われるものでもないので会社が損をする、ということもありません(←たまによくわかっていない上司が会社の損だ、とかわめく人いるので気をつけて!)。
出産するって本当に大変なことだし、お金のかかることでもあります。
もらえるものはしっかりもらって、子育てに専念できる体制を少しでも整えられるといいですね!